本場の英語に触れないといけない理由
もしあなたが
「ネイティブみたいにペラペラになりたい」
と思っているのであれば、
私は「ネイティブが話す英語が正しい」と考えるべきだと思います。
英語のルール、語順(英文法)の理解が最も重要ですが、
ネイティブらしい語彙、表現、言い回しというのは存在します。
そして「文法的には解説が出来ないけど、こっちの方が自然」
という表現は沢山あるのです。
「What’s wrong?」 VS 「What’s wrong with you?」
「What’s wrong?」は直訳で「何か悪い?」=「どうしたの?」
という、相手を気遣う表現です。
「What’s wrong with you?」は直訳で「あなたは何か悪い?」となり、
「あなた大丈夫?」という意味で捉えがちですが、
「あなた正気?」
という相手の言動や人格を疑う時に使う表現になります。
しかし 「with you」に
常にネガティブなニュアンスが付いている分けではなく、
「How’s everything going?」(最近はどんな感じだい?)と、
「How’s everything going with you?」(最近の君はどんな感じ?)は、
同様なニュアンスを持って使われます。
上記の例のように、
文法を理解しているだけでは分からない、
ニュアンスが存在します。
言葉は時と共に変化する
言葉は人に使われながら、変化していきます。
時代の情勢や文化などに影響されながら、
その時代に生きる人の考え方や価値観が変化します。
使う人が変われば、その言語も変化します。
日本語でも「全然」という副詞は
「美味しくない」や「楽しくない」というネガティブ
な表現に使われていましたが、
昨今、「全然美味しい」、「全然楽しい」などといった表現を耳にします。
世代によっては、「良しとしない」人々もいるものですが、
「言葉は進化するもの」と念頭において置くと、
今後色々な表現にぶち当たった時、
柔軟に吸収する事が出来るかと思います。(自分が使う使わないはさておき)
本場の英語に触れる
上記の例のように、文法的に正しいだけではなく、
ニュアンスを理解して自然な表現を使えると、
ネーティブからも一目置かれる「流暢さ」を、
あなたの英語は帯びます。
本場の英語に触れるツール
目で見れる本場の英語
1.Amazonのレビュー
生きた英語に触れれる。
物を描写、説明する英語の文章に触れられる。
自分の興味のある物のレビューなどを選ぶ事により、
英語学習と自分の興味を関連付けれる。
2.Youtubeのコメント
生きた英語に触れれる。
話言葉で書かれている事が多いので、
日常で使えるような意見や気持ち、感想を述べる表現に触れられる。
ユーモアのある発言も多いので、英語の笑いに触れられる。
自分の好きな俳優やミュージシャン、ドラマなどのコンテンツを選んで、英語学習と自
分の興味を関連付けれる。
目で見て耳でも聞ける本場の英語
3. 海外ドラマ・映画
勿論のこと、海外ドラマ・英語は本場の英語の宝庫です。
また多くの場合、英語字幕と日本語字幕の両方が付いているので、
文字を目で見て比較や確認理解が出来ます。
また表情やジェスチャー、声の抑揚なども感じれるので、
その表現がどのような状況で使えるかの、
イメージがしやすいです。
本場の英語を理解するコツ
1.熟語、ことわざがカギ
ある程度の文法理解はしているという場合、
映画などの字幕英語が分からない理由は
熟語かことわざ表現が使われてることが、殆んどの場合原因です!
その場合、文中の熟語、ことわざと考えられる部分を検索にかけましょう。
2. 検索力がカギ
映画を見ていて、
「ちょっとやりすぎかしら?」と言う字幕に遭遇したとします。
聞き取れなかった場合、
英語字幕に切り替えて、再度見ます。
「Am I going overboard with this thing?」
が英語の字幕でした。
overboardを調べると、「船外へ」という副詞となっています。
船は全く関係ないシーンだとすると、
熟語の可能性が高いです。
そんな時は、複数の単語で検索してみましょう。
検索の際のコツは、動詞が含まれる場合は原形にして調べる事です。
「Go overboard」で調べると
検索に沢山ひっかかり、英語での意味の解説も出てきます。
これは、熟語表現である事が判明します。
これを、英日辞書で調べると、日本語の意味が分かります。
おススメの辞書はスペースアルクの英辞郎です。
(参照→http://www.alc.co.jp/)
または見る映画によっては新しい俗語などが多く、
日本語の辞書では検索に無い場合があります。
その時はこちらの Urban Dictionaryがおススメです。
(参照→http://www.urbandictionary.com/)
まとめ
1. 本場の英語とは、ネイティブが好んで使う言い回しや表現、ことわざなどです。
2. 文法的に正しくても、ネイティブからすると不自然と見なされる表現があり、文法を理
解しているだけでは、何がネイティブらしいのか分からない場合があります。
3. 本場の英語はフェイスブックやユーチューブ、海外の映画などで触れられます。
4. 本場の英語は言い回し意外にも、熟語やことわざが多く含まれます。
それらを一つ一つ見付けて意味を調べ、理解する必要があります。
この記事を書いた人:
ABCアカデミーは2011年10月に開校し、これまでサービスを提供する中で、「いきなりフィリピン人講師とのレッスンは怖い」「フィリピン人講師とのレッスン中によく理解できていないがYesばかり言ってしまう」などの声を多く頂きました。今回2017年11月より日本人講師とフィリピン人講師によるトライアングルレッスンへとサービスをリニューアル致しました。フィリピン人講師との会話の中の「?」を日本人講師がお答え致します。是非、この機会に無料体験をご受講くださいませ。